「みかん」とは、皮をむきやすい小型のかんきつ類の総称です。
日本で一般的に食べられているのは「温州(うんしゅう)みかん」です。
温州みかんは、中国から伝わったかんきつ類から、日本の鹿児島県・長島で偶発的に生まれたと考えられている品種です。
種がなく食べやすく、玉の大きさもちょうどよかったことから、明治時代以降に全国へ広まり、日本を代表する果物のひとつとなりました。
保育園や幼稚園でも親しまれている果物で、おやつや給食などにも取り入れられています。

みかん の旬
温州みかんは、種類によって収穫時期が異なります。
- 極早生(ごくわせ)は、9〜10月ごろ
- 早生(わせ)は、9〜11月ごろ
- 普通温州は、11〜12月ごろ
※最も一般的な温州みかんのことです
上記の時期に、旬を迎えます。

みかん の栄養
みかんに多く含まれる栄養素のひとつがビタミンCです。
ビタミンCは、免疫機能の維持に関わっています。
また、みかんに含まれる色素成分であるβ-クリプトキサンチンは、骨の健康との関係が知られている成分です。
温州みかんは、1日2個程度を目安に食べることで、成人に必要なビタミンCの多くをとることができます。
おいしい「みかん」の選び方
色が濃く、オレンジ色がはっきりしているものや、皮に張りがあるものがよいとされています。
また、ヘタが小さめのものも選び方の目安のひとつです。
みかんの食べ方
みかんのむき方には、いろいろな方法があります。食べやすい方法で楽しみましょう。
保育園や幼稚園では、子どもたちの発達に合わせて、薄皮をむいたり、小さく分けたりするなど、食べやすいよう工夫して提供しています。
- ヘタ側からむく
みかんの外皮は、ヘタ側からむくと白い筋(アルベド)を取りやすいとされています。 - 2つに分け、さらに4つ割りにする
裏側からまず2つに割り、さらに2つに割って4つ割りにします。
外皮はヘタ側からむくと、むきやすいとされています。 - 皮を揉んでからむく
皮が少し浮いているみかんは、外皮と袋をはがすように、
指でやさしく揉んでからむくと、実を取り出しやすくなります。
みかん の保存方法
次に、みかんの保存方法をご紹介します。
常温保存
風通しのよい場所に、みかん同士が重ならないようにして保存します。
「常温保存」といっても、8~10℃程度の涼しい場所が適しています。
湿気の多い場所は避け、メッシュのかごなどに入れて保存するとよいでしょう。
※保存期間の目安:2~3週間
冷凍保存
みかんは冷凍保存することもできます。
- 表面の汚れと水分を取る
みかんを軽く水洗いし、キッチンペーパーなどで水気をしっかり拭き取ります。 - ラップで包む
霜がつくのを防ぐため、1個ずつぴったり包みます。 - 保存袋に入れて冷凍する
冷凍用保存袋に入れて空気を抜き、袋の口を閉じて冷凍します。
※保存期間の目安:約2カ月
解凍について
冷凍庫から出した直後のみかんは皮がかたいため、室温に少し置いてからむくと食べやすくなります。
半解凍の状態にすると、シャーベットのような食感を楽しめます。


「みかん」を離乳食に取り入れる時期と硬さの目安
みかんは、離乳初期(5,6カ月ごろ)から取り入れることができます。
はじめは薄皮(じょうのう膜)や白い筋を取り除き、果汁にしたり、すりつぶしたりして与えましょう。
また、加熱すると酸味がやわらぎ、食べやすくなります。
衛生面からも最初は加熱して様子を見るとよいでしょう。
アレルギーについて
かんきつ類でも、体質によってはアレルギー反応がみられることがあります。
特にオレンジは、アレルギー表示推奨品目に含まれています。
みかんでもアレルギーの可能性がないわけではないため、はじめて与える際は、ほかのおかゆや野菜などに慣れてから、少量ずつ様子を見ながら進めましょう。
【参考】消費者庁,「食物アレルギー表示に関する情報」https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/
「缶詰の みかん」を食べさせる場合
缶詰のみかんは、離乳後期(9~11カ月)から使用できます。
薄皮がなく取り入れやすい一方、シロップ漬けになっているため、
使用する場合は、湯通しして甘味を軽く落としてから使うとよいでしょう。
みかんの薄皮はいつまでむく?
「何歳まで薄皮をむく」という明確な目安はありません。
子どもの発達や食べ方に合わせて、食べにくそうな場合は薄皮を取り除いてあげるとよいでしょう。
保存した食材を離乳食・幼児食に取り入れる場合
赤ちゃんは細菌に対して抵抗力が弱いため、冷蔵保存したものは当日、冷凍保存の場合で1週間を目安になるべく早めに使い切りましょう。
幼児の場合でも、冷蔵保存で数日、冷凍保存で2週間以内が目安です。
また、食べさせる前には、必ず再加熱してから与えます。
※赤ちゃんの発育・発達には個人差があります。
はじめて与える場合は、平日の医療機関が開いている時間帯がおすすめです。お子さんの様子をみながら、少量から離乳食を進めてください。

こどもに話したい「みかん」の話 ~みかんクイズ!~
みかんは、どこからむくと白いすじが取りやすいでしょう?
- あヘタのあるほうから
- ヘタのないほうから
- どちらでも同じ
答え:① ヘタのあるほうから
みかんは、ヘタのあるほうからむくと、
白いすじ(アルベド)が取りやすいとされています。
まとめ
みかんは、旬やおいしさを感じられる身近な果物です。
むき方や食べ方を少し工夫することで、より食べやすく楽しむことができます。
日々の食事の中に取り入れながら、季節の味わいを感じていきましょう。







