みのべ幼稚園さま【埼玉県】(自園給食サービス)

給食を通して『食への感謝の気持ち』を伝えたい
園長「美濃部 やよい」先生

みのべ幼稚園

文部科学省の教育要領(5領域)と知育・情操・体育の三位一体の総合教育を基本とし、特徴豊かな宗教情操(仏教保育)のもと、やる気と根気のある子に育てることを目標に、ほめて育てる保育で日々取り組まれています。

園長 美濃部やよい先生 「給食を通して『食への感謝の気持ち』を伝えたい」:みのべ幼稚園さま(自園給食):株式会社富喜屋インタビュー
園長「美濃部 やよい」先生

野菜も魚もお肉も、全てに命があるんだということ、命をいただいているということをこどもたちに伝えたい

宮崎:美濃部先生は、こどもたちの「食べること」「食」について、どのような想いをおもちでしょうか。

園長:当園は仏教精神のもと、やる気と根気のある子に育てることを目標に、ほめて育てる保育で日々取り組んでいます。

「食」については、野菜も魚もお肉も、全てに命があるんだということ、命をいただいているということをこどもたちに伝えたいという想いが根底にあります。

「温かい給食」というところに、「手を加えてもらっている」、「つくってもらっている」ということを実感してもらいたいですし、食に対してのありがたさ、感謝の気持ちを給食を通して伝えたいと考えてきました。

こどもたちには健康でいてもらいたいですし、当園は朝からしっかり運動していますので、しっかりと心も体も育てるという意味では、食育の大切さは実感してきました。

宮崎:給食でこだわっていることはございますか。なぜ、当社をお選びいただいたのでしょうか。

園長:自園給食を実現するために、まずは会社選びから入りました。なぜ富喜屋さんにたどり着いたかというと、富喜屋さんの資料を拝見して、「お出汁」とか、「オーガニック」「うま味調味料を使わない」などの方針が、当園の食育・食への想い・こだわりたい部分と合致したというところが一番大きいです。

他社さんの給食も食べさせていただき検討しましたが、理事長と一緒に富喜屋さんの給食を食べた瞬間に「あ これだ」と思いました。こどもたちに提供する給食ですから、安全への取り組みも当然のことながら確認した上で富喜屋さんに決めました。

今は週に1度50%の玄米を混ぜていますが、ゆくゆくは100%玄米にしたいと思っています

宮崎:みのべ幼稚園さまでは当初から「玄米」を提供されていますが、どのような想いで玄米を採用されているのでしょうか?

園長:以前、埼玉県内の保育園を訪問したことがあって、たまたまそちらの園が玄米を取り入れてらっしゃいました。その玄米ご飯が本当に美味しくて。こんなにモチモチ・プチプチと美味しい玄米を食べたのが初めてで感動したんです。

栄養価も高く、食物繊維もたっぷりとれてお通じにも良い。当園でも保護者から「スムーズな排便ができない」「便秘気味なんです」という声を聞いていましたので、これは自園給食になったらぜひ取り入れたいと思っていました。

今は週に1度、50%玄米を混ぜていただいていますが、ゆくゆくは100%玄米にしたいと思っています。はじめは抵抗があるこどもたちもいましたが、今はみんな食べられるようになりました。

そして、以前は職員室に、便秘気味で「お腹いたい」と言って来る子がいたんですが、今はもう本当にお通じが良い子になりました。保護者にも喜ばれています。

週に1度の玄米効果だけではなく、やっぱり毎日食べている野菜効果なんだと、私は思っています。お通じで悩んでいらしたご家庭が減って、便秘の話題を一切聞かなくなりました。野菜も本当に美味しく調理してくださるので、こどもたちも喜んで食べてくれています。

ご家庭でもこどもから「カリフラワー食べたい」とか「ブロッコリー食べたい」とリクエストがあるというお話も聞きます

宮崎:日々の積み重ねって本当に大切ですね。先生おっしゃるとおり、当社の献立は野菜が多く、和食中心ですが、こどもの反応はいかがでしょうか

園長:何の抵抗もなく良く食べてくれています。むしろ、お母さんたちからの声だと、ブロッコリーとかカリフラワーとか、形がしっかりわかる状態で給食に出していただけるので、ご家庭でもこどもから「カリフラワー食べたい」とか「ブロッコリー食べたい」とリクエストがあるというお話も聞きます。

一緒に買い物行って野菜を見るのも好きになったし、「これ買って」って言われることもあるそうです。自分から働きかけて「食べたい」っていう気持ちが起こるってすごく良いことだと思います。今日は撮影も入っていますが、みんなものすごくいい表情で食べていると思います。特に年長は自分でおかわりしますし。もう、てんこ盛りのご飯をペロッと食べるんですよ。

インゲンやオクラが苦手なこどももいますが、食べて美味しいとわかれば食べてくれます。小さい時に本物の味、素材の味をしっかりと体で覚えてもらうことがすごく大切なんだなっていうのを実感しています。

宮崎:苦手な食材やお料理の時は、先生たちはどのように工夫されていますか

園長:先生方もこどもたちに給食をしっかり食べてもらえるよう、たとえば多いお皿・少ないお皿をこどもが自分で選べるようにするなど工夫をしています。

少ないお皿を選んでも後からおかわりができるから大丈夫ですし、少ないお皿でも食べ切れそうにない子は、じゃあちょっと減らす?と声をかけて、完食できる喜びを味わえるようにしています。

どうしても苦手なものは「一口だけ食べてみよう」「なめるだけでも挑戦してみよう」と声をかけます。どうしてもお残しをするときは「ごめんね」という気持ちをもってもらうようにしています。

また、完食を目指すために、はじめはクラス全員のお皿にごくごく少量、本当にひとつかみぐらいの量で配膳して、それをみんな完食するという試みをしました。完食誘発ですね。それによって「完食できた」「ぜんぶ食べられた」という自信が生まれるんです。

そして少しずつ量を増やしていきます。それをやってくれたおかげで、今は全員がもうペロッと食べるんですよ。おかげさまで保護者アンケートでも、とても高い評価をいただいています。

宮崎:やはり「ぜんぶ食べられた」という自信が大切なんですね。保護者のみなさんの評判が良いというのもうれしい限りです。

毎月の郷土料理を「今度は何だろう?」と楽しみにしています

宮崎:毎月ご提供している郷土料理や、手づくりおやつはいかがでしょうか?

園長:こどもたちも新鮮で楽しくいただいています。

先月の「群馬県の郷土料理」、混ぜご飯やお汁物も美味しかったです。

毎月「今度は何だろう?」と楽しみにしています。おやつも、やはり市販のお菓子ではなく「手づくり」というのは全然違います。

おにぎりやゼリーなどいろいろと出してくださいますが、「マカロニきなこ」と「麩のラスク」は幼稚園のこどもたちは初めて食べる子が多く、正直ちょっととまどっていましたが、保育園から入園してきたこどもは食べなれているようで抵抗なく食べていました。


8月の郷土料理の日は群馬県「豆腐めし、アジの塩焼き、小松菜のおひたし、こしね汁」でした。「豆腐めし」は、しょうゆめしに消化の良い木綿豆腐を炒めて入れたところ、美味しかったことが始まりです。
こしね汁は、「こんにゃく」「しいたけ」「ねぎ」の頭文字を取って名付けられた郷土料理です。この3種類だけではなく、地元の野菜をふんだんに使うのが特徴です。野菜をたくさん食べられるように豚肉を入れてコクを出します。具だくさんなことから、【食べるみそ汁】と言われています。


宮崎:そうだったんですね。たしかに「マカロニきなこ」は保育園の文化かもしれません。こどもたちに抵抗なくおやつ楽しんでもらえるよう一層の工夫をいたします。先生方は給食についてどのようにお感じでしょうか。給食を楽しんで食べていただけていますか?

園長:大満足でいただいています。自園給食導入時には、「配膳が大変なのでは?」「時間がかかるのでは?」と心配する先生もいましたが、給食開始前に先生たちの配膳練習を兼ねての試食をしていただいたのがとても助かりました。「こうやればよい」「動線はこう作ったらよい」「配膳はこう指導したらよい」といったやり方が見えました。なにより、とても美味しかったので先生方も給食が楽しみになったようです。

宮崎:私も職員のみなさまの試食に立ち会わせていただきましたが、みなさん本当に美味しそうに食べてくださって、私もうれしかったのを覚えています。当社の給食室スタッフの対応はいかがですか?

園長:本当によくしてくださいます。スタッフのみなさんは当園の在園児・卒園児の保護者が多いので、こどもたちの給食に対しての愛着も持ってくださっているのを感じますし、栄養士の上田さんも教室までこどもたちの食べる様子をちゃんと見に来てくださるので安心です。

宮崎:ありがとうございます。これからも栄養士・調理スタッフ一丸となって、より良い給食がご提供できるよう頑張って参ります。今後とよろしくお願いいたします。

園長:こちらこそ、これからもよろしくお願いします。

「みのべ幼稚園」さま 編集後記

インタビュー後に各教室を回らせていただきました。

てんこ盛りのごはんをもりもり食べるこどもたちの姿、おかわりに並ぶうれしそうなこどもたちの笑顔が大変印象的でした。

お友達、先生と一緒に食べる給食の時間を、これからもしっかりと支えていかなくてはと強く思いました。