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「キャベツ」の こどもに話したい!栄養と調理・保存のコツ【食育コラム】

スープや炒め物などで活躍する「キャベツ」。火を通すとやわらかく、甘味も増すため、子どもたちにとっても食べやすい野菜です。保育園・幼稚園の給食でも、スープや炒め物などさまざまな料理に幅広く活用しています。

そんなキャベツはヨーロッパ原産の葉物野菜で、数千年前から栽培されていたと考えられています。日本には江戸時代末期に伝来し、一般的に広まったのは明治時代以降とされています。

「キャベツ」の こどもに話したい!栄養と調理・保存のコツ【食育コラム】
「キャベツ」の こどもに話したい!栄養と調理・保存のコツ【食育コラム】

キャベツの旬

キャベツの旬は、3回あります。
春キャベツは4~6月、夏キャベツは7~10月、そして冬キャベツは11~3月頃とされています。

キャベツの栄養

キャベツには、ビタミンCやビタミンK、カルシウムなどが含まれています。

おいしい「キャベツ」の選び方

春キャベツは巻きがゆるく、芯の切り口が小さいものが好まれます。
一方、冬キャベツは巻きがしっかりと詰まっているものが良品とされています。

キャベツの調理のポイント

ここで保育園・幼稚園の子どもたちが「キャベツ」を美味しく食べられるように調理のコツについてお伝えします。給食やご家庭で活かしてみましょう。

  • 春キャベツ
    春キャベツは葉がやわらかく、みずみずしいのが特徴です。生食に向いています。
    おすすめのメニュー例)サラダ、即席漬けなど
  • 冬キャベツ
    冬キャベツの葉は、肉厚で煮崩れしにくいのが特徴です。煮込み料理に向いています。
    おすすめのメニュー例)ポトフやロールキャベツなど
  • 夏キャベツ
    春と冬キャベツの中間的な特徴を持ち、葉に厚みがあり、柔らかくてみずみずしいのが特徴です。生でも加熱でも美味しく味わえます。

キャベツの保存方法

次に、キャベツの保存方法をご紹介します。

冷蔵保存

  • 丸ごと
    キャベツは芯の部分から水分が抜けていくので包丁の先で芯をくり抜いてから、濡らしたキッチンペーパーを詰めて保存するのがおすすめです。
    その後、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。保存の目安は2週間程度です。
  • カットしたもの
    カットしたものは、切り口が黒ずみやすいため、しっかりキッチンペーパーで覆い、ポリ袋に入れて野菜室へ。保存の目安は1週間程度です。

冷凍保存

キャベツは食べやすい大きさにカットして、冷凍用の保存袋に入れて、冷凍庫へ。保存の目安は1カ月程度です。

※冷凍すると柔らかくなるので、あまり小さく切らずに、ざく切りや細切り程度がおすすめです。

解凍について

冷凍したキャベツは、そのまま炒め物やスープなどに利用できます。

「キャベツ」を離乳食に取り入れる時期と硬さの目安

キャベツは、離乳食初期(5、6カ月頃)から与えられます。与える際は、柔らかく茹でてすりつぶしてから与えましょう。

保存した食材を離乳食・幼児食に取り入れる場合

赤ちゃんは細菌に対して抵抗力が弱いため、冷蔵保存したものは当日、冷凍保存の場合で1週間を目安になるべく早めに使い切りましょう。幼児の場合でも、冷蔵保存で数日、冷凍保存で2週間以内が目安です。また、食べさせる前には、必ず再加熱してから与えます。

※赤ちゃんの発育・発達には個人差があります。
はじめて与える場合は、平日の医療機関が開いている時間帯がおすすめです。お子さんの様子をみながら、少量から離乳食を進めてください。

食材を離乳食に取り入れる時期と硬さの目安|保存した食材を離乳食・幼児食に取り入れる場合

こどもに話したい「キャベツ」の話 ~とんかつの付け合わせ「キャベツ」は飾りじゃない!?~

「とんかつ」と一緒に登場する「キャベツ」。この組み合わせが健康に良いことをご存知でしたか。

なぜなら、キャベツに含まれるキャベジン、「ビタミンU」が胃の粘膜を保護し、胃の働きを助けるとされているからです。とんかつとキャベツがセットになるのも、胃をサポートする素晴らしい組み合わせと言えそうです。

まとめ

春キャベツはみずみずしさを楽しめる生野菜ディップ、冬キャベツは肉厚なので炒め物にも最適です。子どもたちと一緒に季節ごとのキャベツ料理を楽しみましょう。

※保育園や幼稚園の給食では、食中毒予防の観点から、生野菜はお出ししていません。ご家庭で食べる場合は、薄い葉物は子どもが噛みにくいため、奥歯が生えそろった1歳頃を目安にしましょう。

「キャベツ」を使ったレシピのご紹介

「コールスローサラダ」お母さんの味・昭和の和食レシピ
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