発酵食品「納豆」のお話
夏は暑さのため、食欲が減退しやすくなる時期にもなります。しっかり寝て、食べて、元気に乗り切りましょう。
ご紹介するのは、おなじみの納豆です。
納豆は大豆に納豆菌を働かせて発酵させた食品です。
現在では大量生産のため、蒸した大豆に納豆菌を含んだ液をかけて容器に詰め、適温で保存して作られます。
納豆菌は生きたまま腸まで届き、腸内環境を整えます。
また、血栓を予防したり、血糖値の上昇を抑えたり、抗生物質がなかった昔は、感染症の薬として用いられたほどの抗菌作用があります。また、食物繊維も豊富な食品です。
食べ方は簡単です。かき混ぜてタレをかけ、ご飯のお供に。納豆に多く含まれるビタミンB1・B2は、ご飯の炭水化物がエネルギーをつくるのを助けてくれます。
さらに、ねぎを混ぜると、ねぎに含まれる硫化アリルという成分のはたらきで、ビタミンB1・B2の吸収率がアップします。理にかなった食べ方です。大豆のしっかりした旨味と香ばしさで、食欲も増進、夏を元気に過ごせそうですね。
納豆は表示をよく見て選びましょう
納豆は、遺伝子組み換え食品の表示義務の対象になっています。
気になる場合は、原産国表示とともに確認しましょう。