バターは、ヨーグルトと並び、乳を利用した加工食品の中でも古い歴史をもつ食品です。
インドの古い経典や旧約聖書には、すでにバターに関する記述が見られ、古くから人々の暮らしの中で利用されてきたとされています。
古代ギリシャやローマでは医薬品や化粧品として用いられ、その後、食用としてヨーロッパ各地に広まったとされています。
現在では、保育園や幼稚園の給食でも広く利用され、パンにぬったり、炒め物やお菓子作りの材料として使われています。

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バターの旬
バターは通年手に入りますが、牛が牧草を多く食べる春から初夏の牛乳はカロテンが多く含まれ、
バターの色や風味が良いといわれています。
バターの栄養
バターの約8割は脂質で、体のエネルギー源になります。
脂質はエネルギー量が多く、少量でも効率よくエネルギーを補える栄養素です。
鮮やかな黄色は色素成分「カロテン」によるものです。
カロテンは、体内でビタミンAに変わり、皮膚や目、のどや鼻の健康を保つ働きがあります。
バターの種類・おいしいバターの選び方
市販のバターは、主に塩分の有無で分けられます。
- 有塩バター
製造の途中で食塩を加えたものです。コクがあり、家庭用としてよく使われています。塩分が加わることで、保存性がやや高いとされています。 - 無塩バター
食塩を加えていないバターです。お菓子作りや料理で味を調整しやすく、塩分を控えたい場合にも向いています。有塩タイプに比べると保存期間は短めです。
また、見た目はバターでも、原材料や製法が異なる「バター風食品」もあります。購入する際は、名称や原材料表示を確認すると違いがわかります。
バターの調理のポイント
ここでは、保育園・幼稚園のこどもたちが「バター」を使った料理を美味しく食べられるよう、調理のコツを紹介します。
給食やご家庭でも取り入れてみましょう。
- 使う分だけ取り出す
バターは溶けたり固まったりを繰り返すと、香りや味が落ちやすくなります。
必要な分だけ切り分け、残りはすぐ冷蔵庫に戻しましょう。 - 光に当てない
バターは光に弱く、日光や強い照明に当たると品質が下がります。
調理中も長時間出しっぱなしにしないよう注意しましょう。








バターの保存方法
バターは基本的に冷蔵保存が原則です。賞味期限内に使い切り、開封後はできるだけ早めに使いましょう。
冷蔵保存
残ったバターはラップやアルミ箔で包み、空気に触れないようにして5℃前後で保存します。
にんにくや魚など、においの強い食品のそばに置くと香りが移るため注意してください。
冷凍保存
長く保存したい場合は、冷凍保存もできます。
バターは小分けにしてラップで包み、さらにアルミホイルで包んでから冷凍用保存袋に入れ、
空気を抜いて口を閉じて冷凍します。
冷凍で半年程度保存可能とされていますが、
風味よく使うためには1カ月程度を目安に使うのがおすすめです。
※1箱(200g)を14等分に切ると、
ひと切れが大さじ1程度(大さじ1杯:約12g)の目安になり、料理に使うときに便利です。
解凍について
冷凍したバターを使う場合は、いきなり室温に置かず、冷蔵庫でゆっくり解凍します。
急な解凍は水分の分離や酸化の原因になることがあります。
解凍後はできるだけ早めに使い切りましょう。
「バター」を離乳食に取り入れる時期と硬さの目安
バターは、離乳初期(5~6ヶ月)は素材の味を大切にする時期のため、無理に取り入れる必要はありません。
離乳中期(7~8ヶ月頃)以降は、調理の際に少量を風味付けとして使うことができます。
保存した食材を離乳食・幼児食に取り入れる場合
赤ちゃんは細菌に対して抵抗力が弱いため、冷蔵保存したものは当日、冷凍保存の場合で1週間を目安になるべく早めに使い切りましょう。
幼児の場合でも、冷蔵保存で数日、冷凍保存で2週間以内が目安です。
また、食べさせる前には、必ず再加熱してから与えます。
※赤ちゃんの発育・発達には個人差があります。
はじめて与える場合は、平日の医療機関が開いている時間帯がおすすめです。
お子さんの様子をみながら、少量から離乳食を進めてください。

こどもに話したいバターの話 ~バタークイズ!~
バターは、どんな動物から作られるでしょう?
- ペンギン
- 牛(ウシ)
- イルカ
答え:② 牛
牛からとれる牛乳を使って、バターが作られます。
日本では牛乳から作られるバターが一般的ですが、
世界では羊や山羊などの乳から作られることもあります。
まとめ
バターは牛乳から作られ、料理やお菓子作りによく使われる食品です。
約8割が脂質で、体のエネルギー源になります。
調理の際は使う分だけ取り出し、光や温度に気をつけて保存しましょう。
離乳食や幼児食には少しずつ取り入れるのがおすすめです。










「バター」を使ったレシピのご紹介


