枝豆は、大豆が成熟する前に収穫された若い豆です。も ともとは大豆として育てられた品種の若い時期に収穫して食べられていましたが、現在では枝豆専用の品種も多く、400種類以上あるといわれています。
ただし、硬さがあるため、誤嚥や窒息の危険があります。消費者庁は硬い豆やナッツ類を5歳以下への提供を控えるよう呼びかけており、保育園や幼稚園でも安全のため提供を控えています。

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えだまめ の旬
枝豆の旬は夏で、6月から9月ごろにかけて多く出回ります。 暑い時期に旬を迎える、季節感のある食材です。
えだまめ の栄養
枝豆は「畑の肉」とも呼ばれるように、たんぱく質が含まれています。さらに、β₋カロテン(ビタミンA)やビタミンB1、食物繊維も含まれています。
おいしい「えだまめ」の選び方
新鮮な枝豆を選ぶときは、次のようなポイントに注目しましょう。
- さやの緑が鮮やかでピンと張っている
- 豆がふっくらと膨らみ、粒の大きさがそろっている
えだまめ の調理のポイント
保育園・幼稚園の子どもたちには「枝豆」の提供は誤嚥・窒息の恐れがあるため推奨されていませんが、ご参考に調理のコツについてお伝えします。
- うぶ毛を取る
ボウルに枝豆と塩を入れて軽くもみます。塩を加えてもむことで、うぶ毛が取れやすくなり、下味もつきやすくなります。
※枝豆300gに対して塩大さじ1程度が目安です。 - 塩をつけたまま茹でる
塩をまぶした状態のまま、茹でます。茹でるお湯には適量の塩を加えると、ちょうどよい塩加減に仕上がります。
※茹でるお湯1リットルに対し塩30~40g(3~4%)が目安です。


えだまめ の保存方法
枝豆は鮮度が落ちやすいため、買ったその日のうちに茹でて保存することをおすすめします。
冷蔵保存
茹でた枝豆はキッチンペーパーで水気をしっかり拭き取り、保存容器に入れて冷蔵庫で保存します。保存期間の目安は2~3日です。早めに食べきりましょう。
冷凍保存
短時間で固めに茹でてから、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取り、小分けにして冷凍用保存袋に入れて冷凍します。保存期間の目安は約1ヶ月です。
解凍について
自然解凍でも食べられますが、熱湯でさっと茹で直すのもよいでしょう。
【ご注意ください】枝豆を含む豆類やナッツなど、幼児の窒息リスクについて
「枝豆」には硬さがあるため、誤嚥や窒息の危険があります。
消費者庁では「硬い豆やナッツ類(枝豆・落花生・アーモンドなど)」をはじめ、「ブドウやミニトマトなど丸くてツルっとした食材」、「もちや白玉団子など粘着性の高い食材」、「こんにゃくゼリーのように噛み切りにくい食材」について、幼児には特に注意が必要としています。
なお、給食では、安全のため上記の食材は使用していません。
【参考】Vol.580 硬い豆やナッツ類は5歳以下の子どもには食べさせないで!
子どもに話したい「えだまめ(枝豆)」の話 ~枝豆クイズ!~
枝豆は、野菜?それとも豆類?
- 野菜
- 豆類
答え:① 野菜
⇒ 枝豆は豆の仲間ですが、まだ若い状態で収穫して食べるため、野菜として扱われています。
まとめ
枝豆は鮮やかな緑色が特徴の旬の食材です。硬い食感があるため、小さな子どもが食べるときは誤嚥に注意が必要です。旬の味を安全に楽しみましょう。




「えだまめ(枝豆)」を使ったレシピのご紹介
