きのこは、「食物繊維」の供給源【食育コラム】
『香り松茸、味しめじ』
松茸・しめじのほか、椎茸・舞茸などがおいしい時期になりました。
冒頭のことわざは、数多くあるきのこの中で、香りが一番よいのが松茸、味が一番よいのがしめじという意味です。
きのこは、香りや味はもちろん、この時期に流通量が減る野菜に代わる、食物繊維の供給源としても重宝されます。

特に不溶性食物繊維は、胃腸で水分を含んで膨張し、食べ過ぎを抑えてくれます。
また、有害物質をからめて排泄し、便通をよくしてくれます。
低カロリーでミネラルも豊富、いつもの汁物や炒め物などに加えたいですね。
「きのこ」の豆知識
- きのこは生物学的には「菌類」です。動植物の死骸を分解し、エネルギーを吸収して木や腐葉土の中で菌糸の状態で生息しています。きのこを生やして、胞子を散布します。丸いフォルムがかわいいですが、野生のものは毒のあるものが多いので要注意です。
- 食物繊維不足の一方で、補助食品等による摂りすぎも心配されています。摂りすぎると、下痢症などを起こし、低栄養をきたします。適量摂取を心がけてください。