お鍋の具材でお馴染みの「春菊(しゅんぎく)」【食育コラム】
お鍋の具材でお馴染みの「春菊」をご紹介します。
その香りから好き嫌いが分かれる食材ですが、実はとっても栄養が豊富です。
鍋やお浸しが一般的ですが、生のままサラダにしたり、炒め物、天ぷらなど様々なお料理に合います。
「春菊(しゅんぎく)」の栄養と効能
ビタミンAの前駆体であるカロテンの含有量はほうれん草以上です。カロテンは抵抗力をつけて風邪などの感染症を予防します。
ビタミンB2・C・E、鉄、カルシウムなども豊富です。鉄は貧血、カルシウムは骨の発育や骨折予防に役立ちます。
独特な香りはα-ぺネン、ぺリルアルデヒドなどの成分からなり、食欲の増進、胃もたれの解消、消化促進などの働きがあります。

「春菊(しゅんぎく)」の由来
地中海沿岸が原産で、室町時代に日本にやってきた野菜です。春に黄色の花を咲かせることから春菊という名前がつきました。キクナと呼ばれることもあります。
美味しい春菊の見分け方
- 葉の色が濃い緑。みずみずしく、香りが強い。
- 切り口が新しく、茎は太すぎず、柔らかいもの。
※葉先を乾燥させないよう、新聞紙で包んでからビニール袋に入れ、冷蔵庫で保存すると長持ちします♪